ぼくがLIFを立ち上げるまで

はじめまして。LIFのファウンダーのKENです。

このたびは、LIFのホームページに来てくれて、ありがとうございます。

LIFは『Life is Freedom.』の頭文字を取ったもので「人生は自由だ。」というメッセージをLIFの車は体現しています。

「なんで車屋がそんなことを発信しているんだよ」と思われるかもしれませんが、それはぼくの十数年に渡るサラリーマン生活がキッカケなんですよね。

少し長くなりますが、なぜぼくがLIFを立ち上げたのかについて、お話させていだきます。

社会のルールを理解しすぎた青春時代

Adolescence when I understood too much the rules of society.

ぼくは1980年に愛知県に生まれ、以来ずっと愛知県で暮らしています。

車がないと不便なエリアに住んでいましたが、コンビニもガストもマックもゲーセンも居酒屋もたくさんある。

不自由なく、地元の友だちと遊べるし、彼女とデートだってできるので、地元で楽しい青春時代を過ごすことができました。

ただ、やっぱりこの頃から、人の指示を受けるってことには抵抗がありましたね。

お金がないから高校のときからバイト三昧。

マンガ喫茶、ガソリンスタンドなど、家から原付で通える地元でバイトをしてましたが、やっぱ高校生はバイト先でめちゃくちゃコキ使われるんですよね。

雑用の指示を受けて「了解です!」なんて苦手な愛想笑いをしながら内心では、「(なんでこれオレがやんの?ていうかお前の仕事だろ?)」なんてことばかり。

まあでも、中学、高校でそこそこ縦社会を学んできていたし、友だちと遊ぶためにも、彼女とデートするためにも、

「社会ってこんなもんだよな」

と世の中の暗黙のルールを高校生ながらに理解して、バイトをしていました。

そして、高校生活の最後の年に、ぼくの人生の宝物となるサーフィンに出会いました。

サーフィンの存在自体は小学生から知っていたけど、テレビや雑誌でサーフィンを見ていくなかで「サーフィンはかっこいい」と刷り込まれていき、バイト代を握りしめてサーフショップに。

運良くサーフショップのひとたちにも、かわいがられるようになって、サーフィンにどんどんハマっていきました。

テクニックのほうはなかなか上手になりませんでしたが、サーフィンを通して出会うひとたちから「自由」を学びました。

サーファーって、ほんとに波が中心の生活なんですよね。

だから、波が良ければ、サーフショップの開店時間は遅くなるし、サーフトリップで何日もお店を休みにするなんてことも。

バイトで学んだ社会のルールが、ぼくのなかでブっ壊されていきました。

こうしてぼくは自由に生きていくひとたちがいることを知り、サーフィンが中心のひとたちに憧れを持ったんですが、

「オレとは住むセカイが違うんだ」

と、青二才の子どものくせに大人じみた結論を出し、なんとなく大学へ進学し、なんとなく社会人として企業に就職をしたのです。

仕事以外のシゴトに追われた会社員時代

When I was an office worker, I was busy with other duties besides work.

社会に出てからも、サーフィンは続けていました。

週末になれば仲間たちと愛知県の伊良湖に向かい、有給を取って、伊豆や四国に宮崎などサーフトリップ。社会人になってからも、楽しいサーフィンライフを送っていました。

でも、社会人ともなると、なかなか波と自分のリズムを合わせるのが難しかったんですよね。

月曜から波情報で週末の予報をチェックし、「今土の波めちゃくちゃ良さそう!」とファンウェーブに心を踊らせながらも、急な出張だったり、接待ゴルフが入ったり。

自分の生活の軸が仕事になってしまい、サーフィンとの距離感は広がっていきました。

ただ、ありがたいことに会社では自分の努力を認めてもらえて、順調に出世をしていくことができました。

社会的な地位。十分な給料。

ぼくは社会人として、順調に階段を上がっていた。

でも…

どこか違和感を感じながら生活をし、次第にその歯がゆさがぼくの心を揺さぶるようになってきました。

たしかに出世をしていくことで生活水準は上がっているけど、同時に自由を失っていると思うようになったんです。

部下のモチベを上げるための定期的な飲み会。

スムーズに仕事を進めるための社内政治。

クライアントとの良好な関係を続けるための接待。

生活自体に不満なことはないけれど、仕事以外のシゴトが増えていき、出世をしていくのと比例して、ぼくの時間はどんどん失われていきました。

ぼくの人生を動かしたVAN LIFEの存在

The existence of VAN LIFE that changed my life.

そんなもがき苦しんでいたときに、雑誌で目にした旅をしながらサーフィンに明け暮れるライフスタイルの存在。

仕事とサーフィンのバランスに頭を悩ませていたぼくは、

「こういうふうに自分らしく自由に生きてみたい」

とぼんやり考えるようになり、ぼくの夢がゆっくりと動き始めました。

まずは、会社員を卒業できる力が必要だと考え、個人で生きていくためのビジネスを学び始めました。

最初はわからないことだらけで、失敗の連続。

そしてたどり着いたのが、輸入車のパーツ販売というビジネスでした。

5年ほどかけて、ようやくぼくの独立のためのエンジンは動きだし、満を持して、2021年に会社を退職。

そして、念願のバンライフを実現するために、ハイエースを購入し、オリジナルのバンを完成させました。

ぼくがLIFを立ち上げた理由

Why I started LIF

という感じで、最初は自分の夢の実現のためにバンをつくったわけなんですよね。

でも、自分のバンをカスタムをしていくなかで、こう思ったんです。

「自分が目指すスタイルのバンはなかなか売っていない」って。

丸目のヴィンテージカーのようなビジュアルに、リアルな木をあしらった内装。

自由に波と戯れるサーファーの気持ちを理解した機能性を持ち、どこでも仕事ができる気の利いた空間。

安心して長距離ドライブができて、長年乗り続けられる耐久性。

それがぼくの理想のバンでした。

ただ、この理想を実現するのは、簡単なことではなかったんですよね。

そもも丸目のバンなんてヴィンテージカーぐらいしかないから、型からつくってフルオーダー。

プリントじゃなくて本物の木を使いたいけど、ボディに合うように木を曲げる技術を持つ職人を探すのは一苦労。

コストパフォーマンの良いベース車にもなかなか出会えない。

正直どれだけぼくと同じような趣味趣向があるひとがいるかはわかりません。

でも、自分の理想とするスタイルの車を探すひとがいるのだとすると、ぼくはそのひとの力になりたい。

ぼくが苦労してきた時間や体力をかけることなく、簡単にLIFのような自分らしさを感じる個性的で、自由に趣味を楽しんだり仕事をすることができる相棒を手に入れて欲しいです。

P.S

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